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秋の彩り
奥日光の懐深く、白樺が密生する中に、ただ一本楓の木があった。
空はどこまでも青く、風はそよとも動かない。根元に寝転んで手持ちのカメラのファインダーをのぞくと、楓の赤い葉が、夢幻の蝶となって舞いめぐっていた。