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雷神
山や河の自然に神を見た人は、それに飽きたらず、自らの心を覗き見て、煩悩の火をいさめるにふさわしい、激しい神を創造した。
この憤怒の雷神ももとは陽明門にあったものだが、明治の神仏分離によって大猷院の二天門背面に移された。
燦然と輝くあの門にこの雷神が戻されたら、いま以上に見事な色調と勢いが加わるに違いない。