小 林 庄太郎 翁
日光は、不思議な町である。歴史がそうさせるのかもしれないが、凄い人にたくさん逢える。その中でも白眉がこの方だろう。明治生まれ、93歳の小林庄太郎翁である。
 ちょうど、日光市郷土センターギャラリーに、翁の写真が展示されていた。
 「お旅所寸景」というタイトルの写真は、3人の外人女性が、何か、お旅所内の行事を真剣に見ている情景である。
写真家の足立廣文氏にお伺いしたところ、多分、お旅所の中で武者行列に参加した人々が休んでいたか食事をしている場面に遭遇し、その人たちの衣装や仕草が外人にとっては興味あったのでしょう。または、75膳の食事を摂る、お料理の形や色、器などが珍しかったのではないでしょうか。と、いうことでした。
 実に、若い溌剌とした写真は、他の追従を許さない。翁の人を見る暖かな目が遠来の客の感動している姿を的確に捉えていました。
 翁の祖父は、日光市から国会議員として選出され、市庁舎は、祖父が日光を訪れる外国人のために建てたもので国内の市庁舎としては最古のものであります。
スケートを通じての皇室とのご関係など、祖父から続いた歴史は、日光の近代史そのものであり、今や小林翁は、明治、大正、昭和、平成を見つめた証言者として日光には欠かせない人であり、今も街のために現役でご活躍をされて、多くの人々から尊敬を持って迎えられています。

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